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活性炭は効果ある?プロステージの原材料と口コミを評価

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活性炭は効果ある?プロステージの原材料と口コミを評価

活性炭を配合し、腎臓に配慮されてつくられた「プロステージ ルシャット」。

店頭ではあまり見かけませんが、ネットでキャットフードを購入する人であればご存知かと思います。

総合栄養食でありながら療法食的要素も含んでいるため、飼い猫が腎不全を患ったときに利用するケースが多いようですが、実際に効果はあるのでしょうか?

腎臓に働きかける活性炭の作用に触れつつ、プロステージ ルシャットの安全性や評判をチェックしてみたいと思います。

プロステージ ルシャットの評価

プロステージ ルシャットの評価はBランクです。

  • 活性炭と乳酸菌を配合して腎臓に配慮
  • 原材料に不安要素が多数
  • 危険な合成添加物は不使用
  • 小粒&小分けパックで使いやすい

プロステージ「ルシャット」の特徴

プロステージ「ルシャット」の最も注目すべき特徴は「食べる活性炭」とも呼ばれるヘルスカーボンを配合していることです。

活性炭は腎臓の負担減少に効果があると言われており、猫の慢性腎不全にも用いられています。

獣医師監修のもと開発しているので、食事療法が必要な疾患にも配慮した内容です。

2017年のリニューアル後は、乳酸菌(EC-12株)の配合を強化し、腸内細菌の増加をサポートします。

合成保存料や着色料は使っておらず、フードは素朴な茶色。

タイプによって活性炭の配合量によるのでしょうか、色に濃淡の違いがあります。

いずれも小粒で薄型なので、高齢猫にも与えやすいです。

喉に引っ掛かりにくい形状なので、丸のみしがちな猫にも安心して与えることができます。

パッケージは国産のキャットフードにしては珍しく、黒を基調としたシンプルな見た目です。

「高品質のプレミアムキャットフード」を謳うだけあり、高級感漂うデザインにまとめられています。

タイプごとに文字の色を変えて表示しているので、見分けやすいところもポイント。

間違って購入することもなさそうです。

バリエーションは6タイプ

プロステージ ルシャットは全部で6タイプあります。

内容量は400gの小さいサイズと、200gの小袋が6つ入った1.2kgの2種類。

それぞれの特徴が分かりやすいネーミングになっており、シリーズ内で差別化されているところがユニークです。

「デトレ」は腎臓のケアに特化させてつくられており、米粉とポークミールが主原料となっています。

商品名は、毒素を排出させる「デトックス」が由来となっているようです。

「デトレpH」は腎臓への配慮に加え、 尿pHを正常値に保つメチオニンをプラスしています。

マグネシウムの標準値がデトレより0.02%ほど低い位で、他にこれといった大きな違いは見当たりません。 

「ストレ」は腸内環境のバランスを整える配合になっています。

胃腸に影響を及ぼす「ストレス」を元にして名付けられているのでしょうか。

「ファーレ」は猫下部尿路疾患に配慮した成分値です。

デトレpHよりもさらに0.01%マグネシウム標準値が低くなっています。

F.L.U.T.DやFUSを連想させる名前も分かりやすいです。

「ヘアレ」はその名の通り、毛玉対策用のフードです。

ニンジンパウダーやタンポポ粉末などを配合することで、シリーズ内で最も多い繊維量になっています。

「ヌクレ」は初乳の主成分「ヌクレオチド」から名付けられていて、免疫細胞の活性化に役立ちます。

吸収率の高い卵殻カルシウムも加え、成長期にも利用できます。

活性炭と乳酸菌が猫にもたらす効果

腎不全とは、老廃物を排出できなくなる病気です。

腎臓の機能は一度壊れてしまうと回復しませんが、病気の進行を遅らせることは可能です。

「活性炭」と「乳酸菌」も腎不全に有効な成分ですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

活性炭の優れた吸着効果

活性炭は、無数の小さな穴をもつ多孔性の炭化物です。

炭といえば脱臭や調湿に優れた効果を発揮しますが、活性炭はさらに高い吸着力で体内の老廃物を取り込みます。

腸管内で吸着した毒素を分解せず、そのまま便として排除するため、腎臓の負担を軽減できるのです。

腎不全の対処療法に使われる活性炭は大きく分けて、石油からつくられる医薬品扱いの薬用炭と、昆布やヒジキなどを材料にした食品扱いのものがあります。

薬用炭の方が効き目が高いように思うかもしれませんが、どちらも吸着効果に差はありません。

プロステージ「ルシャット」に含まれているのは、ヘルスカーボンという植物性の活性炭。

腎不全用のサプリメント「ネフガード」の主成分でもあります。

活性炭の副作用として便秘が挙げられますが、ヘルスカーボンには繊維質が含まれているため、薬用炭より便秘になりにくいようです。

活性炭にもデメリットがある

ヘルスカーボンが取り込める分子量は、およそ100~20,000です。

タンパク質やデンプンなどは分子量が大きいため吸着しませんが、抗生物質やビタミン剤などは老廃物と同程度の分子量なので、一緒に吸着されてしまいます。

薬などを投与する際は、30分~1時間ほど時間をあけましょう。

また活性炭は、体内に吸収される前の物質を未然に吸着することはできますが、一度吸収されたものは吸着できません。

すべての有害物質が取り除ける訳ではないことと、薬と併用する際に注意しなければならないことを把握しておきましょう。

腸内環境と腎臓の相互作用

乳酸菌が腸内環境を改善することは一般的に知られていますが、腸内環境と腎臓の働きが密接な関係であることはあまり知られていません。

排出されずに体内に残った老廃物は、腸の動きを鈍らせて便秘を引き起こします。

便秘になると悪玉菌が増殖し、悪玉菌は有害物質をつくり出します。

その有害物質が腎臓に負担をかけるといった悪循環となるのです。

腸と腎臓はお互いに影響し合う存在。

腸内環境を整えることが、腎不全の進行を遅らせることに繋がります。

乳酸菌は死んでも活躍する

ひとくちに乳酸菌といっても種類は様々です。

プロステージ ルシャットには、腸内に元々存在している「EC-12」という乳酸菌が添加されています。

他の乳酸菌と比べて非常に小さく、腸管に吸収されやすいのが特徴。

少量でたくさん摂取できるのもポイントです。

「生きたまま腸に届く」といった言葉を耳にしますが、EC-12は殺菌処理されて死んだ乳酸菌です。

そのような状態では意味がないように思うかもしれませんが、それは大間違い。

死菌には死菌の役割があります。

EC-12は体内に取り込まれる際に、腸壁を刺激して免疫細胞を活性化させます。

また善玉菌の栄養源にもなるため、悪玉菌を抑制させることができます。

デリケートな生菌と比べて、腸内で安定して働けるのも死菌だからこそ。

原材料は安全?危険??

シリーズの中から「デトレ」を例に挙げて、原材料と保証成分値を見てみましょう。

米粉、ポークミール、チキンミール、米糠、動物性油脂、タピオカ澱粉、ビートパルプ、ビール酵母、卵黄粉末、酵母エキス、植物性油脂、精製魚油(DHA・EPA源)、チキンエキス、チーズパウダー、オリゴ糖、かつお粉末、かつお・まぐろエキス、活性炭※、酵母抽出物(ヌクレオチド源)、乾燥カモミール、乾燥ローズマリー、殺菌処理乳酸菌、ミネラル類(塩化カリウム、未焼成卵殻カルシウム、食塩、硫酸亜鉛、第二リン酸カルシウム、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン)、ビタミン類(コリン、E、C、ナイアシン、A、パントテン酸、イノシトール、B2、B1、B6、葉酸、K、B12、ビオチン、D3)、酸味料(クエン酸)、香料(ローストガーリックオイル)※活性炭:ヘルスカーボン®を使用

引用元:イースター公式サイト

たんぱく質 27.0%以上/脂質 15.0%以上/粗繊維 2.5%以下/灰分 8.0%以下/水分 10.0%以下/カルシウム 0.6%以上/リン 0.5%以上)/マグネシウム 0.10%(標準値)/ナトリウム 0.25%以上/ビタミンA 11,000lU/kg以上/ビタミンE 150lU/kg以上/ビタミンB1 5.0mg/kg以上/ビタミンB2 5.0mg/kg以上
代謝エネルギー 370kcal以上/100g

引用元:イースター公式サイト

第一主原料は米!

原材料欄の一番最初に米粉が、ミール類の後に米糠も記載されています。

米は、麦やトウモロコシよりもアレルギー発症率が低いと言われていますが、猫が食べる量としては多すぎます。

肉食動物である猫は、糖質をうまくエネルギーに変換することができません。

米は他の穀物類と比べて糖質が高く、継続して食べ続けることで代謝機能に負荷がかかるでしょう。

充分に消化吸収できないものは、将来的にアレルゲンとなる可能性もあります。

少量であればまだしも、主原料として使われているのが気になるところです。

ミール&動物性油脂の不信感

次に、ポークミールやチキンミールといったミール類。

豚と鶏が使われていることは分かりますが、ミールと書かれているだけで部位までは不明です。

肉の可食部が使われていれば「ミール」と表示する必要はありません。

骨や羽など、人間が食べることのできない部位を全部ごちゃ混ぜにしたもの。

それが「ミール」なのです。

動物性油脂も同じく、何の動物か記載されていません。

その上こういった油脂は劣化するスピードが早いので、製造段階で大量に酸化防止剤を使用しています。

ペットフードの材料に添加したものに関しては表示義務がないため、疑心暗鬼に陥りそうです。

必ずしも粗悪な肉や部位が使われているわけではなくても、この表示では飼い主の不安を煽るだけ。

胸を張って安全と言えるものであれば、公式サイトにでも公表して欲しいものです。

そうでない限り、やはり安全ではないのでは?という評価にしかなりません。

ガーリックオイルが香料?

香料として使われているガーリックオイルも腑に落ちません。

ニンニクやラッキョウといったユリ科の植物は、猫にとって大変危険な猛毒です。

ユリを生けた花瓶の水を飲むだけで中毒症状を起こし、最悪の場合死に至ると言われています。

猫の耳ダニを治療する際にガーリックオイルを使用することはあるそうですが、ニンニクの匂いがはたして猫の食欲を刺激するのかも疑問です。

そもそもキャットフードに香料は不要。

質の良いフードは香料がなくても良い匂いがします。

裏を返せば、質の低さを誤魔化すために用いられているようにも思えます。

香料の内容まで記載しているので、その点は良心的かもしれません。

しかしそこまで表示するのであれば、ガーリックオイルを使う理由まで明記しておくべきでしょう。

プロステージの気になる口コミ

利用者からの評判はどうでしょうか?飼い主のリアルな声を見てみたいと思います。

毒素を吸着する(?)炭入で真っ黒ですが、うちの雑種メス15才はよく食べます。アメリカ産に多い大粒タイプだとがっついて食べて必ず吐いてしまいますが、本品は国産の中でも薄型小粒で心配なし。価格がもうちょっと安くなるとうれしいです。

引用元:アマゾン公式

成分も安心、小粒で吐くこともなく、長年こちらのシリーズを使っていますが、今回のリニューアルでさらに袋が小分けになり、鮮度が保たれるので大変ありがたいです。

引用元:楽天市場

腎臓が悪く、血中の尿毒素が多い状態です。
活性炭単独だとフードに混ぜてもなかなか摂取しません。
最初からフードに含有されている本製品だとまあまあ食べます。
リンがもう少し低いということなし。
療法食と併用しています。
しばらく様子をみてみます。

引用元:アマゾン公式

原材料が肉ではなくミールなのが気になりますが、粒が薄くて小さく、歯が弱い愛猫もよく食べてくれます。ただガーリックオイルは猫には必要無いのでは。
引用元:楽天市場

多頭飼いです。
病気の猫はいませんが、予防で食べさせています。
大量に買うのは簡単ですが、最後まで湿気させないのも大切で。
この商品はとても助かりました。

引用元:アマゾン公式

腎臓への配慮をアピールしていることもあり、高齢の猫が主な顧客層になります。

そういった背景からか、食い付きの良さ、粒の食べやすさ、小分けになっているところにメリットを感じる飼い主が多いようです。

歯が弱い、もしくは歯がないシニア猫にとって、フードの大きさは重要です。

消化能力も低下しているため、小さく薄い粒であることはマストでしょう。

また小分けタイプは大袋よりも酸化のリスクが低く、食が細くなった老猫にピッタリです。

デメリット面としては、やはり材料を懸念する声が目につきました。

療法食と併用している人が多く、愛猫が病気を患っているなら尚のこと気掛かりでしょう。

リンは0.5%以上と、一般的な療法食よりも高めの数値です。

「腎臓に配慮」とはいえど、総合栄養食の範囲内での配慮でしかないのです。

その点をよく理解した上で利用しなければなりません。

ところで話が変わりますが

腎不全に食事療法は必須

腎不全に食事療法は必須です。

しかし療法食は味気ないため、どうしても猫の食欲が落ちてしまいます。

飼い主としてはどうにか体重を増やして欲しいので、ありとあらゆる療法食を試しますが、猫は食に関して非常に繊細な生き物。

食べた!と喜んだのも束の間、またすぐに食べなくなるのもよくある話です。

そこで成分値が限りなく療法食に近い総合栄養食を探すのですが、そういったときに重宝するのがプロステージ ルシャットのようなフードです。

私も療法食に少量混ぜて与えていましたが、口コミにもあったようによく食べてくれました。

病気とはいえ、食べる楽しみが全くないのは辛いもの。

愛猫の体を思えば療法食のみを食べて欲しいところですが、自分に置き換えてみるとどうでしょう。

人によって考え方も異なるため一概には言えませんが、病気と闘うためには多少のゆるさも必要なのかもしれません。

イースターとはどんな会社?

製造元の「イースター」の本社は兵庫県たつの市にあり、工場は本社と同じ場所に構える関西工場と、宮崎県の都城工場の2つです。

北海道から九州まで日本各地に営業所を展開し、開発、製造、販売に至るまで、一貫した管理体制で取り組んでいます。

もともと鮎用の飼料を販売していた会社で、イースターとして設立したのは昭和39年。

その後ペットフード業界に進出し、犬猫用のフードも製造するようになりました。

今ではうさぎやモルモットなどの小動物から熱帯魚まで、幅広く対応しています。

キャットフードは6つのブランドを展開中です。

「プロステージ ルシャット」以外では「日本猫」「愛情物語」といった大袋でお馴染みのものや、特別療法食の「ベッツセレクション」など、幅広い種類のフードを提供しています。

まとめ

合成酸化防止剤や着色料など、危険とされるものは使用していないので、そこは評価したいところです。

活性炭や乳酸菌など、他のフードではあまり見かけない材料を使用しているのも魅力的。

だからこそ、材料の心もとなさが非常に残念です。

プロステージ ルシャットの楽天市場での価格は、1.2kgタイプでおよそ2000円(2017年7月時点)でした。

1kgあたりで換算すると約1667円と、キャットフードの中では決して安い部類ではありません。

値段においては「プレミアムフード」の価格帯ですが、中身が伴っているかどうかは怪しいものです。

病気を抱えた猫を飼っている人にとって、フードの値段が多少高くなっても気になりません。

愛猫がよく食べてくれて、心から安心して与えられる品質であることを重視します。

プロステージ ルシャットも、いつかそんなキャットフードになってくれることを願います。

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